10月9日、米ホワイトハウス国家安全保障会議(NSC)のカービー戦略広報調整官(写真)は、パレスチナ自治区ガザを実効支配するイスラム組織ハマスによるイスラエルへの攻撃を受けて米政府が現地に軍を派遣する計画はないと述べた。写真はホワイトハウスで3日撮影(2023年 ロイター/Leah Millis)

米軍派遣は計画せず、イスラエル攻撃受け=ホワイトハウス

[ワシントン 9日 ロイター] – 米ホワイトハウス国家安全保障会議(NSC)のカービー戦略広報調整官は9日、パレスチナ自治区ガザを実効支配するイスラム組織ハマスによるイスラエルへの攻撃を受けて米政府が現地に軍を派遣する計画はないと述べた。その上で、地域における米国の利益を守ると表明した。

また、イランがハマスの支援に「ある程度加担していることは間違いない」としながらも、米政府はイランが今回の攻撃計画に直接関与したという具体的な証拠を得ていないと語った。

ホワイトハウスはイスラエルから安全保障の強化要請があると見込んでおり、可能な限り迅速な対応に努めると述べた。

また、ハマスの攻撃がサウジアラビアとイスラエルの関係正常化に向けた取り組みに「ブレーキをかけたと言うのは早計だ」とし、関係正常化に向けた外交努力は引き続き促進されるべきだと指摘した。

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