台湾の蔡英文総統は10日、双十節(建国記念日)にあたり演説し、中国との「平和的共存」を求めると表明した。台北で撮影(2023年 ロイター/Carlos Garcia Rawlins)

台湾、中国との「平和的共存」求める 現状維持が重要=総統

[台北 10日 ロイター] – 台湾蔡英文総統は10日の双十節建国記念日)に演説し、中国との「平和的共存」を求めると表明した。

台湾に対する国際的な支持はこれまでになく強いとし、「われわれは自信と決意を持って世界と向き合うことができる時期にある。中国に対しても冷静に自信を持って向き合い、中台の平和的共存と将来の発展に向けた条件を生み出すことができる」と述べた。

また、台湾の主権と民主的で自由な生活様式を守ることが自身の責任であり、中台の人々の自由で制限のない交流を求めるとした。

中台間の相違は平和的に解決せねばならず、平和のためには現状維持が極めて重要とも強調した。

中国で台湾政策を担う国務院台湾事務弁公室はコメントしていない。

中国の脅威に直面する中、米国やその同盟国は台湾を支え、議員や政府高官が台湾を訪問している。中国はこれに反発を強めている。

蔡氏は「台湾の人々は威厳があり、独立心が強く、温かく、親切であることをわれわれは自身を持って世界に示す。台湾の人々は世界の人々であることを喜んでおり、何世代にもわたり民主的で自由であり続ける」と語った。

10月10日は中華民国の建国記念日に当たる。

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