日本外国特派員協会で会見を開くギラッド・コーヘン駐日イスラエル大使(Photo by KAZUHIRO NOGI/AFP via Getty Images)

イスラエル駐日大使、TBSの番組に苦言「テロに発言機会与えないで」日本赤軍元最高幹部の娘出演で

イスラム武装組織ハマスがイスラエルへの武力攻撃を行った問題について、イスラエルのギラッド・コーヘン駐日大使は13日、丸の内の日本外国特派員協会で会見を開き、国際社会の支援を求めた。

コーヘン氏は、日本のテレビ局TBSが11日放送の「報道1930」で、日本赤軍の元最高幹部・重信房子氏の娘でありジャーナリストの重信メイ氏をパレスチナ情勢の解説者として招いたことに、苦言を呈した。

コーヘン氏は、番組の一部をプリントアウトした画像を示しながら、テロ行為に正当性を与えるという誤ったメッセージを送っていると指摘。メイ氏が引き続き母親の行動を支持していることを踏まえ「殺人者やテロリストの家族が発言する機会を与えるべきではない」と強調し、日本のメディアに公正な取材を行うよう求めた。

▶ 続きを読む
関連記事
留学生の学費は見直しが進む。早稲田大が引き上げを検討し、東北大は2027年度から1.7倍の90万円へ。支援体制の負担増が背景にある。
国内線の路線維持に向け、国土交通省が航空会社どうしのダイヤ調整を、減便せず便数を保つことを条件に認める方針を示すことになった。便が同じ時間帯に集中する課題を改善し、搭乗率の向上につなげたい考えだ。
次期米大統領選の鍵を握るZ世代。彼らは傍観者ではなく、困難な経験から育まれた切迫感と多様な意見で政治を動かし始めている。既存政党は彼らの「言葉」を理解し、対応できるのかを問う
古代から続く中国伝統文化の精神を現代に甦らせる神韻芸術団。その豊かな芸術世界を紹介する「神韻作品」ポスター展が、12月と1月に東京都内で開催される
三年もの間、民の課役をゆるし倹約を貫いた仁徳帝。民の竈の煙に安らぎを見いだしたその御心は、豊かさの本質を問い直す今の日本にも静かに響いている