写真は2023年6月4日、スピーチする中国の李尚福国防相(部長)。(Roslan Rahman/AFP via Getty Images)

中国、李尚福国防相を解任 秦剛前外相も国務委員の職解かれる=国営メディア

数か月にわたって公の場から姿を消していた中国の李尚福国防相が解任されたことが24日、わかった。前外交部長の秦剛氏も国務委員の職を解かれた。同日の全国人民代表大会の常務委員会で決定され、国営メディアが伝えた。

李尚福氏は今年3月に国防相に就任し、8月29日に北京で開かれた「中国アフリカ平和安全フォーラム」で演説したのを最後に、消息不明になっていた。

解任された理由については様々な憶測が飛び交っている。李氏は軍需産業のバックグラウンドがあるため、習近平氏による「軍工派(主に装備部出身の将校や軍需企業のトップからなる派閥)」の粛清と関連しているとも考えられている。

▶ 続きを読む
関連記事
中共系企業が提供する安価な5G通信網。その裏では、各国を技術・資金・インフラ面で依存させる「シリコン・カーテン」が広がっている。ファーウェイ問題や一帯一路を通じて進む「デジタル属国化」の実態を分析する
最近、中国版のTikTok、抖音(ドウイン)では「深夜の造反」と呼ばれる現象が現れている。市民が隠喩的な文章で、特定の時間帯に中国共産党への不満を投稿している。
中共元国防相だった李尚福と魏鳳和が、4月7日、死刑判決を受けた。中国問題研究者の袁紅冰氏は、台湾海峡有事をめぐる見解の違いや、習氏への忠誠を疑われたことが処分の一因だとの見方を示している
米国が制裁を科したイラン産石油輸入関連の中国製油会社に対し、中共は口頭では「反撃」姿勢を示す一方で、水面下では国内銀行に当該企業への新規融資停止を密かに命じていたことが明らかになった。
昨年11月、高市早苗首相が「台湾有事論」を表明して以降、日中関係は急速に悪化した。日本メディアの調査によれば、中国の複数の大学が「国が認めていない」との理由で相次いで訪日交換留学プログラムを取り消しており、学生の中には「悲しくて一晩中眠れなかった」と訴える者もいる