米国大学時計台の頂点のかぼちゃ ハロウィーン伝統の謎

同じシリーズ

ハロウィーン伝統の謎

ハロウィーンを目前に控え、カボチャにまつわるさまざまな話題がニュースを賑わせています。最近、時計台の二つの頂点の上に2個のカボチャを置くという伝統行事に参加しましたが、しかし、そのカボチャがどのようにしてそこに置かれたのかについては明かされませんでした。これは、ここ、地元でも、人々が興味を持ちながらも答えを得られない謎となっているのです。

UPI通信社の報道によると、ニューハンプシャー州のプリマス州立大学では1970年代から、ハロウィーンが近づくたびに不思議で奇妙な伝統があるといいます。

その伝統とは、キャンパスの中心にある時計台の二つの頂点の上に、2個のカボチャが突然出現するというものですが、ただ1年だけ屋根工事のため現れませんでした。いったい誰がどのような方法で、このカボチャを置いたのかは今だに、謎のままなのです。

同校のウェブサイトでは、この伝統について、このカボチャがどのように置かれているかは厳重に守られた秘密であり、(少し突飛ではありますが)魔法がその最良の説明であり、それにまつわる伝説はキャンパスライフの素晴らしい一部であると書いています。SNS時代、人々は写真を撮って共有することができます。

関連ショート動画:https://www.youtube.com/watch?v=paR80VzEdsU

また、モンタナ州北部の都市グレート・フォールズでは、ある機械・設備メーカーが、寄贈したカボチャをロイ小学校の1年生に届けるという数年来の伝統行事を最近行いました。

KRTVが報じたところによると、同社は過去18年間、ハロウィーンの前に地元の小学校の子供たちにカボチャを配り、子供たちがジャック・オー・ランタンを彫刻できるカボチャを確保し、また自分たちの食べ物がどこから来るのかを考えるきっかけにしてきたといいます。

今回ロイ小学校の生徒たちにカボチャが配られる前に、同社のマネージャーであるシェーン・マクガイア氏が、カボチャが野菜か果物かを当てるよう求めました。そして、正解は果物でした。

マクガイア氏はまた、1つのカボチャの中には平均して約500個の種があると子供たちに話しました。他にも、その使い終わったカボチャは肥料にもなると。

また、地元の農家から購入したカボチャを寄付することで、郷里に恩返しができるという利点も紹介されたのです。

グレート・フォールズのすべての学校(同社の顧客の子供たちが通う近隣の地区も含む)にカボチャを寄付していることにも触れました。
毎年恒例のカボチャ配布キャンペーンは、この地域に移り住む人が増えるにつれて大きくなってきたといいます。今年は約2千個のカボチャを寄付する予定だそうです。

カボチャのランプを彫るのは、米国のハロウィーンの伝統であり、人々は万聖節(ばんせいせつ、キリスト教のすべての聖人を記念する祝日)にかぼちゃのランプに火を灯したろうそくを入れ、飾り付けをします。ハロウィーンは毎年10月31日に行われます。

関連ショート動画  https://www.youtube.com/watch?v=paR80VzEdsU