2023年10月中旬、韓国で米国空軍B-52Hストラトフォートレスの前で記念撮影をする韓国と米国の兵士たち(NICOLE LEDBETTER 一等空兵/米国空軍)

戦略的な爆撃機派遣で韓米安全保障同盟を強化

70年の歴史を持つ韓国と米国の同盟における歴史的な1年の中、米空軍の核弾頭搭載型B-52Hストラトフォートレスが2023年10月中旬、ソウル国際航空宇宙・防衛産業展示会(ADEX)に参加するため朝鮮半島に降り立った。

韓国とインド太平洋地域の安定と安全に対する米国のコミットメントを象徴するこの長距離爆撃機は、装備の標準化と相互運用性を促進し、軍事的成功に不可欠な能力を示すために儀礼飛行を行った。

このような航空機が朝鮮半島に着陸するのは少なくとも30年ぶりで、B-52Hは韓国空軍のステルス戦闘機とともに飛行し、米国空軍第96爆撃飛行隊司令官のヴァネッサ・ウィルコックス中佐は 「記念すべき瞬間」と表現した。

▶ 続きを読む
関連記事
民主党の現職議員6人(元軍人・CIA出身)が「違法命令が出たら拒否せよ」と軍人に直接呼びかけるビデオを公開。トランプ大統領はこれを「反逆行為」「死刑に値する」と猛非難
ペンタゴンは6つの重要技術分野を新たに指定し、AIや量子、極超音速兵器など最先端技術への研究開発資源を集中させる方針を打ち出した。
トランプ氏はベネズエラ軍事行動を「ある程度決めた」と発言。麻薬密輸阻止の成果を強調しつつ、陸上攻撃示唆。米空母群がカリブ海に到着し、ベネズエラ軍20万人動員と対峙。
中国J-35戦闘機が空母からの離艦に成功したが、米元F-35指揮官は技術や運用面など多くの課題が残ると指摘した。
米陸軍は今後2〜3年の間に、少なくとも100万機の無人機を調達する計画を進めている。その後も数年間にわたり、年間50万機から最大数百万機を追加購入する見通しで、これは現在の年間約5万機という調達の規模を大幅に上回るものとなる。ドローン分野でも、軍備を拡張する中ロに対抗する狙いだ。