11月15日、来年1月13日に投票が行われる台湾総統選挙で、主要野党の国民党(KMT)と民衆党(TPP)は候補者を一本化することで合意したと発表した。写真は集合写真で手を取り合う(左から)国民党の朱立倫主席、同・侯友宜氏、馬英九前総統、民衆党の柯文哲主席。台北で15日撮影(2023年 ロイター/Ann Wang)

台湾総統選、2大野党が候補一本化で合意 世論調査を基に決定へ

[台北 15日 ロイター] – 来年1月13日に投票が行われる台湾総統選挙で、主要野党の国民党(KMT)と民衆党(TPP)は15日、候補者を一本化することで合意したと発表した。世論調査の結果を基に決定する。

与党・民主進歩党(DPP)の候補である頼清徳副総統が世論調査でほぼ一貫してリードしており、国民党の侯友宜氏(新北市長)と民衆党の柯文哲氏(前台北市長)が2位を争っている。

国民党と民衆党は先月から統一候補擁立について話し合いを続けてきたが、どちらを総統、副総統候補にするのか意見がまとまらず、一本化の手法についても合意できていなかった。

国民党の幹部でもある馬英九前総統が仲介した協議を経て、両党は11月7─17日の世論調査を基に総統候補を一本化することで合意。結果は18日に発表する。

総統選には台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業の創業者、郭台銘(テリー・ゴウ)氏も出馬。ゴウ氏も野党の団結を訴えているが、世論調査で支持率が伸び悩んでおり、国民党と民衆党は今回の候補者一本化に関する発表でゴウ氏に言及していない。

中央選挙委員会への立候補の最終登録期限は今月24日。

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