不動産業界の不振、中国への世界的な需要の弱さ、高い債務水準、そして消費者信頼感の揺らぎが、中国経済の回復を「脆弱」にしている(Photo credit should read JOHANNES EISELE/AFP/Getty Images)

世界銀行予測、2024年の中国経済は大幅に減速する

世界銀行は12月14日に発表した報告書で、来年の中国経済は減速し、今年の5.2%から4.5%へと成長率が低下すると述べている。 

報告書によると、不動産業の不振、中国への世界的な需要の弱さ、高い債務水準、そして消費者信頼感の揺らぎが、中国経済の回復を「脆弱」にしているという。 

世界銀行は、今年の中国の経済成長は約5%になると予測しているが、今後数か月で減速するとみられている。この予測は他の予測とも一致しており、世界銀行は2025年の中国経済の成長はさらに減速し、来年の4.5%から4.3%に下がると予想している。 

▶ 続きを読む
関連記事
今年5月、トヨタ、ホンダ、日産の自動車大手3社は、中国での販売台数がそろって大きく減少した。なかでもホンダは前年同月比で約49%減となり、3社の中で最も大きく落ち込んだ
ポルシェが中国市場で店舗を急縮小。巨額赤字と4年連続の販売減の背景には、ベンツや日系車をも巻き込む中国本土の深刻な自動車消費の低迷がある。現状を徹底解説
中国の中古住宅価格は6月も下落し、100都市で50か月連続のマイナス。下落幅も拡大した。一方、新築は一部で上昇し、賃貸は季節需要で小幅上昇と、需給の分断が鮮明となっている
中国の重慶鋼鉄が巨額赤字と株価低迷の中、経営陣による自社株買い増しを発表。しかし不動産不況による需要激減で、業界全体が「冬の時代」に突入している。中共政権のハイテク偏重政策の影で苦境に立たされる伝統産業
トヨタの2026年5月の中国販売は前年同月比31.7%減と大幅減少。市場全体の落ち込みを上回り、4か月連続で減少幅が拡大。日本車全体もシェア低下が続く