令和6年能登半島地震 16時以降に震度3以上は50回以上=気象庁
1月1日、石川県の能登半島で発生した大地震について、気象庁は「令和6年能登半島地震」と命名した。この地域では3年以上地震活動が続いており、今後2〜3日程度で、規模の大きな地震が発生することが多いとし、警戒を呼びかけた。
地震情報によると、16時10分以降、震度3以上の地震が50回以上記録されている。地震の影響はこれまでよりも広範囲にわたっており、能登半島全体で震度6の地震が観測されたとした。
気象庁は午後8時半、石川県能登に発表していた大津波警報を津波警報に切り替えた。引き続き、山形県、新潟県上中下越、佐渡、富山県、石川県能登、石川県加賀、福井県、兵庫県北部に津波警報が出されている。これにより計5万人超が避難指示の対象となっている。
石川県ではビル倒壊や道路の亀裂が発生している。林芳正官房長官は同日夜の会見で、石川県では約3万戸の停電、ガスの停止、断水の被害が確認されているとした。石川県の他新潟県で通信障害が発生している。交通機関については、高速道路と新幹線の一部区間で通行止めや運転見合わせが生じている。
原子力規制庁によると、北陸電力の志賀、東京電力の柏崎刈羽、日本原子力発電の敦賀、関西電力の美浜、大飯、高浜の各原発に現時点で異常はない。
政府は災害対策基本法に基づき、特定災害対策本部を設置した。内閣府調査チームが石川県庁に派遣されている。
関連記事
国内線の路線維持に向け、国土交通省が航空会社どうしのダイヤ調整を、減便せず便数を保つことを条件に認める方針を示すことになった。便が同じ時間帯に集中する課題を改善し、搭乗率の向上につなげたい考えだ。
次期米大統領選の鍵を握るZ世代。彼らは傍観者ではなく、困難な経験から育まれた切迫感と多様な意見で政治を動かし始めている。既存政党は彼らの「言葉」を理解し、対応できるのかを問う
古代から続く中国伝統文化の精神を現代に甦らせる神韻芸術団。その豊かな芸術世界を紹介する「神韻作品」ポスター展が、12月と1月に東京都内で開催される
三年もの間、民の課役をゆるし倹約を貫いた仁徳帝。民の竈の煙に安らぎを見いだしたその御心は、豊かさの本質を問い直す今の日本にも静かに響いている
2022年の安倍晋三元首相銃撃事件で殺人罪などに問われた山上徹也被告(45)の裁判員裁判第13回公判が3日、奈良地裁で開廷した。安倍氏の妻である昭恵さんが初めて出廷した