台湾の呉釗燮・外交部長(外相)は13日に行われる総統選で中国による干渉に対策を講じており、記録を残して選挙後すぐに分析結果を公表する予定だと明らかにした。写真は台北で3日撮影(2024年 ロイター/Ann Wang)

台湾総統選への中国による干渉、分析結果公表へ=外相

[台北 4日 ロイター] – 台湾の呉釗燮・外交部長(外相)は13日に行われる総統選で中国による干渉に対策を講じており、記録を残して選挙後すぐに分析結果を公表する予定だと明らかにした。

呉氏は英エコノミスト誌への寄稿で「中国が台湾の選挙結果を変えることに成功した場合、他の民主主義国にも同じ戦術を適用し、自国にとり好ましい国際秩序を推進しようとするだろう」と述べた。

偽情報やサイバー攻撃などのハイブリッド戦争を通じて台湾の民主主義を弱体化させようとする中国に対して国際社会は一段の注意を払うべきだと指摘した。

「われわれの願いは、台湾の経験をルールに基づく国際秩序への貢献に変えることであり、それにより民主主義システムを侵食しようとする権威主義的な大国に対する自由世界の戦いを支援する」と説明した。

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