中国の軍事機関や国営の人工知能(AI)研究機関、大学などが過去1年間、米国の輸出規制対象となっているエヌビディアの半導体を調達していることが入札資料で明らかになった。写真は1月8日撮影(2024年 ロイター/Dado Ruvic/Illustration)

中国軍や政府機関、米規制後もエヌビディアの半導体調達

[北京 15日 ロイター] – 中国の軍事機関や国営の人工知能(AI)研究機関、大学などが過去1年間、米国の輸出規制対象となっているエヌビディアの半導体を調達していることが入札資料で明らかになった。

最先端の米国製半導体の規制の抜け穴を、完全にふさぐことの難しさが浮き彫りになった。

公開されている入札資料によると、米国の規制導入以降も中国の数十の機関が規制対象のエヌビディアの半導体、A100やH100などを購入している。

華為技術(ファーウェイ・テクノロジーズ) などが代替品の開発を進めているものの、中国企業にとって依然としてエヌビディアに代わる製品がないことを示している。輸出規制前にエヌビディアは中国のAI向け半導体市場で90%のシェアを握っていた。

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