中国のチップ輸入は長引く経済不安および米国の輸出規制により、昨年で最大の落ち込みとなった(Feature China/Future Publishing via Getty Images)

中国のチップ輸入が直近20年で最大の落ち込み 米輸出規制受け

中国のチップ輸入は長引く経済不安および米国の輸出規制により、昨年、最大の落ち込みとなった。

世界最大の半導体市場である中国の集積回路(IC)輸入額は、前年と比べ15.4%減の3494億米ドル(約51兆円)となった。2004年のデータ以来最大の落ち込みとなり、2年連続の減少となった。チップの出荷額も10.8%減少した。

この急激な落ち込みは、世界のチップ産業の低迷が続いていることを浮き彫りにしている。中共の厳しいコロナ対策とパンデミック後の成長鈍化で、中国市場のチップ需要は特に影響を受けている。 また、世界最大の受託チップ生産大手TSMCの2023年の売上高は4.5%減少したが、経営陣は今年も健全な成長の軌道にあると述べた。

▶ 続きを読む
関連記事
IMFが中国経済の危機を分析。共産主義の統制が壁となり、国民の消費が進まない歪んだ構造を指摘しています。なぜハイテク投資ばかりで生活が楽にならないのか? 中国が抱える「イデオロギーと経済」の矛盾を解説
米国が複数の中国系石油精製企業に対してイランの石油取引への関与を理由に制裁を発動したことを受け、中共は前例のない対抗措置に踏み切り、対象企業に対して米国の制裁措置への服従を禁じる命令を下した。
日中韓の財務トップ会談がウズベキスタンのサマルカンドで開催。サプライチェーン問題は各国の思惑がすれ違い、表面的な合意に留まった。しかし、金融危機に備える外貨融通(CMIM)ルールの見直しなど、実務面では着実に前進した
米下院特別委員会が発表した最新報告書で、中国の鉱業企業が世界各地で引き起こす汚職や環境破壊、人権侵害の実態がレポートされた。重要鉱物の覇権を狙い「鉱物マフィア」と化す中国企業の暗部を告発している
日中関係の緊張が続くなか、訪日中国人旅行者の急減と並行して、日本人の訪中旅行も大幅に縮小。相次ぐキャンセルと日中間の航空便の大幅削減により、日本人旅行者数が9割減少しているという