お肉になる豚のことは想像せずに、かわいいブタ君とのひと時を楽しみましょう。(李凌/大紀元)

不思議な癒しを求めて人が来る、楽しい場所 その名は「ブタカフェ」

対人関係にちょっと疲れた時。心と体を休めるために、ゆっくり、まったり時を過ごしたいけれど1人でいるのも寂しい。そんな時、そばに可愛い動物でもいてくれたらな、と思う人多いはず。

動物と触れ合うことで、血圧を下げたり、ストレスを和らげる効果も期待できると専門家はいう。

以前はご指名の猫ちゃんもいて猫カフェによく通った経験を持つ筆者(李凌)が今回、癒しを求めて、都内などでマイクロブタカフェを展開する「mipig cafe(2019年開業)」に行ってきた。

「走り回る子ブタ(ミニブタ)たちを見たり、抱っこしたりして楽しい時間を過ごしたい」。そう思って今月8日、「mipig cafe」のイオンモール幕張新都心店(千葉)を訪れてみた。

以下は、その際に味わった「明るい春の、日向ぼっこのようなひと時」の様子です。では、ご一緒に、お楽しみください。

画像(左)は「mipig cafe」のイオンモール幕張新都心店の出入り口。画像(右)は店内のフリードリンクコーナー。(李凌/大紀元)
「mipig cafe」のイオンモール幕張新都心店の店内の様子。お客さんがいない時に重なり合って休むブタくんたち。(李凌/大紀元)

この日は、店内にお客さんが少なかったため、ブタたちは限られたお客さんの足部分、つまり「憩いの場」の争いをするほど「ブーブー」と鼻を鳴らしながら、鼻先でケンカしている。

「おいおい、ケンカするな~」と心の中でなだめながら、それでも膝の上に乗ったブタ君たちに「必要とされている感」がして、こちらとしてはとても幸せだった。

来店客の足の上でくつろぐブタたち。(李凌/大紀元)

気がついたら、どのお客さんの足の上も「ブタの山」だった。

あちこち放浪する孤独なブタに対しては、店員さんがこんな声をかける。

「〇〇ちゃん、どこの足にも乗れなかったの?可哀そうだね」「ほら、こっちへおいで。このお姉さんの足の上に乗せてもらったら?」。こうした店員さんの声掛けも優しくて、面白い。

記者の足の上でくつろぐ3匹のブタたち。(李凌/大紀元)

ブタたちを抱っこしていると、どのブタにも、耳に小さな「傷」が何個もあることに気づいた。

店員さんに、その理由について聞いてみると「ブタはケンカして地位を決めるため、耳をケガするんです」という。

ソース君(5カ月の子ブタ)の耳にできた小さな「傷」。(李凌/大紀元)

ブタを触った感じとしては、丈夫そうな皮膚と少し硬い体毛が印象深かった。

余談だが、足の上が常に「占拠」される状態であるため、どのお客さんも最初に座ったその場所に、最後まで座り続けることになる。もちろん、コップの飲み物がなくなっても、なかなかお代わりしに行けないのだ。

来店客の足の上でくつろぐブタたち。(李凌/大紀元)

個室プランではブタ2匹(選べない)と一緒に、個室で過ごすことができる。フロアーの時と同様、タオルケットを足の上に広げると、さっそく2匹が突進してきた。ずかずかと膝の上に乗っかってくる。

抱っこしていると、2匹とも、口を動かすのをやめて、すぐにスヤスヤと寝堕ちてしまった。時間終了までの間、ブタたちはずっと寝ているだけだった。そして、その寝顔を見ながら写真を撮るのは、ニンゲンの私。

ブタたちに触って抱っこすることに忙しくて、ゆっくりする余裕なんてなかった。そのほかには何もしてないけれど、なかなか充実した時間だったように思える。

記者に抱っこされて眠るブタのソースくん(茶色で鼻黒い子)と、サトウちゃん(ピンク色に黒いドット柄の子)。(李凌/大紀元)

 

「お時間です」と告げられて、店を後にした時は、不思議と「よ~し、また人生頑張ろう!」と力が湧いてきた気がした。

なお、マイクロブタとはイギリス発祥の超小型のブタのことで、頭がよく、キレイ好き。トイレの作法も覚えているので、利用客が汚れる心配はない。

犬ではないが「おすわり」や「ジャンプ」などの芸ができる、なかなか賢い子もいるという。

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