2021年から2023年にかけて、中国共産党(中共)は約54兆元(約1123兆円)の人民元を増発したが、中国経済や国民の生活に良い影響を与えることはなかった。写真は中共の中央銀行の中国人民銀行(Photo by China Photos/Getty Images)

中共が54兆元を増発してもデフレに陥る 消えたお金はどこに?

中共が公表した最新の数字によると、2024年1月の中国全国の消費者物価指数(CPI)は前年比で0.8%減少し、経済のデフレリスクが続いていることを示している。

しかし、注目すべきは、2021~2023年にかけて約54兆元の人民元が増発されたにも関わらず、それが中国経済や国民生活に何の良い影響も与えていないことである。

中共が公表した最新データによると、2024年1月のCPIは前年比で0.8%減少し、過去14年間で最大の下落幅を記録し、市場予想を下回った。中共が統計データを操作して事態を美化する傾向にあるため、実際の状況はさらに深刻かもしれない。 

▶ 続きを読む
関連記事
少子化の進行が、世界を「保守化」させるという驚きの予測。リベラル層に比べ保守層の出生率が高いというデータに基づき、将来の人口構成が政治に与える衝撃を、ジョージ・オーウェルの警告を交えて解き明かす
習近平による軍の粛清が、台湾侵攻の計画に与える影響を分析。指揮官追放による実戦能力の低下、兵站の不備、経済制裁のリスク、米軍の抑止力を詳述し、強行軍が共産党崩壊を招く危険性を指摘する解説記事
中国当局は、国内経済における需給バランスの不均衡を是正する必要性を認めながらも、結果としてその問題を悪化させるような政策を選択している
AIの急速な普及は、私たちの生活を便利にする一方で、人間の判断や尊厳をどこまで機械に委ねるのかという根源的な問いを突きつけている
トランプ氏の4月訪中計画に対し、習近平政権の深刻な内情から「時期尚早」と警鐘を鳴らす。軍高官の相次ぐ粛清による統治不全や、公約不履行の歴史を指摘し、今行けば独裁を助長しかねないという