3月13日 岸田文雄首相(写真)は13日午後の参議院予算委員会で、国際共同開発する次期戦闘機を第三国へ輸出できるようにするため、防衛装備移転の運用指針改定を閣議決定すると表明した。2023年11月、カリフォルニア州スタンフォードで撮影(2024年 ロイター/Brittany Hosea-Small)

次期戦闘機輸出へ運用指針変更、閣議決定でと岸田首相

Nobuhiro Kubo

[東京 13日 ロイター] – 岸田文雄首相は13日午後の参議院予算委員会で、国際共同開発する次期戦闘機を第三国へ輸出できるようにするため、防衛装備移転の運用指針改定を閣議決定すると表明した。戦闘機を実際に輸出する際も個別に閣議決定するとした。

岸田首相は公明党の西田実仁議員の質問に対し、「いわば二重の閣議決定という、より厳格なプロセスを経ることを考えている」と語った。今回の見直し対象は次期戦闘機に限り、輸出先は日本と防衛装備品・技術移転協定を結ぶ国に限定、戦闘が起きている国には輸出しないとも説明した。

日本は航空自衛隊の「F2」に代わる次期戦闘機を英国、イタリアと共同開発している。英伊は量産効果で開発コストを下げるため日本にも第三国への輸出を求めているが、日本は殺傷能力のある装備の輸出を運用指針で制限。連立与党の公明党が「解禁」に反対していたが、同党関係者によると、条件を厳格化すれば容認する方向に転じつつある。

関連記事
小泉防衛相は10月14日の衆院予算委で、中共政府の「新型軍国主義」言説に「核兵器も戦略爆撃機も持っていない国に対し、いずれも持つ国がそう主張する」と指摘。中共政府の言説に「共感する国がいるのか」と疑問を呈した
小泉防衛相は10月13日の閣議後記者会見で、北朝鮮による弾道ミサイル発射の増加や、中国の軍事力増強、ロシアと中国の軍事連携の動きなどを挙げ、日本を取り巻く安全保障環境が「戦後最も厳しく複雑」になっているとの認識を示した。
防衛省は10月9日、「即応宇宙輸送能力」の調査研究開始を発表した。有事などで失われた衛星機能の迅速な回復を目指し、民間からロケットの製造・打ち上げ方法の提案を募る。安全保障と宇宙産業の接点となる一方、実用化の時期や予算規模は未定だ
米軍の駐留による安全保障と、受け入れ国の住民の安全や司法権をいかに両立させるか。世界各国に米軍が駐留しているが、それぞれの国々ではどのような対応がなされているのか
日米は最近、南西諸島と九州でミサイル配備や共同訓練を相次いで強化している。米国は与那国島にNMESIS、嘉手納基地にタイフォン、HIMARSを保管する計画。日本も25式地対艦誘導弾を「キーン・ソード27」演習に投入する