3月16日、インドの選挙管理委員会は、下院(定数545)総選挙を4月19日から6月1日にかけ、7回に分けて実施すると発表した。同月4日に一斉開票する。アブダビで2月14日撮影(2024年 ロイター/Amr Alfiky)

インド総選挙4月19日から、モディ氏3期目狙う 6月4日一斉開票

YP Rajesh

[ニューデリー 16日 ロイター] – インドの選挙管理委員会は16日、下院(定数545)総選挙を4月19日から6月1日にかけ、7回に分けて実施すると発表した。同月4日に一斉開票する。

モディ首相は3期目に向けて再選を目指す。世論調査によると、同氏が率いる与党インド人民党(BJP)が優勢となっている。

モディ氏は「民主主義の最大の祭典」が始まったと述べ、BJPは「統治や公共サービス」の実績を基に選挙戦を展開すると語った。

BJPは、前回2019年の選挙で獲得した303議席を上回る370議席を目指す。

モディ氏は連日各地を訪れ、新規プロジェクトを発足させたり宗教行事に参加したりしている。演説では、急成長する国内経済やインフラ・福祉プログラムへの投資を強調している。

一方、野党側は苦戦を強いられている。最大野党の国民会議派を中心とする野党連合「インド国家開発包括同盟(INDIA)」が昨年発足したが、結束が揺らいでいる。

国民会議派は19年の選挙でBJPに大敗、野党に転落してから支持率の低迷が続いている。

登録有権者数は約9億7000万人。各地に100万カ所以上の投票所が設けられ、約2400の政党が選挙戦を展開する。

関連記事
インド南部のシヴァリンガ地区で11月30日、2台のバスが衝突する事故が発生し、少なくとも11人が死亡、60人が負傷した
東南アジア各国が豪雨による深刻な洪水と土砂崩れに見舞われ、死者は600人を超えた。インドネシアやタイなどで被害が拡大しており、各国が救助と復旧に追われている
マレーシア政府は、2026年から16歳未満の未成年によるソーシャルメディアのアカウント登録と使用を禁止する方針を発表した
20日、「中国共産党のスパイ」疑惑が持たれているフィリピン北部バンバン市のアリス・グオ前市長は、人身売買に関与した罪で終身刑を言い渡された
ミャンマー軍は最近、悪名高いKK詐欺園区を「掃討した」と発表し、爆薬を使って園区の建物を爆破したと主張。しかし「大紀元時報」の取材によると、複数の生存者や救助関係者は「それは外部向けの見せかけにすぎない」と証言している。