LINEヤフーの個人情報漏洩について紹介する公式資料(個人情報保護委員会資料よりスクリーンショット)

LINE個人情報漏えい、個人情報保護委が勧告 定期報告も義務付け

9600万人もの日本人ユーザーを抱えるLINEから個人情報が漏えいした問題で、政府の個人情報保護委員会は28日、運営法人のLINEヤフーに対し、情報を安全に管理する措置が不十分だったとして、是正を求める勧告を行った。サイバー攻撃により、個人情報などおよそ52万件が流出した。

流出のきっかけとなったのは、LINEヤフーが業務委託を行なっていた韓国企業のパソコンがマルウェアに感染し、そこからLINEヤフーの情報システムに不正アクセスが行われたことだ。調査の結果、LINEヤフー個人情報を守るための措置が不十分だったことが判明した。

勧告資料によると、同委員会は3年前にも個人情報の管理をめぐる行政指導を行なっていたが、適切な措置が講じられることはなかった。個人情報保護委員会は、LINEヤフーに4月26日までに再発防止の実施状況を報告するよう求めた。その後も2025年3月まで複数回、改善状況を報告することを要求した。

個人情報保護委員会はLINEヤフーの出澤剛社長を呼び出し、勧告を行った。出澤氏は「ユーザーの皆様、関係者の皆様に大変なご迷惑をおかけしており心からおわび申し上げます。しっかりと対策を迅速に進めたい」と陳謝した。

関連記事
最近、日本各地の古書店に大量の注文が入り、多数の書籍が米国へ運ばれている。米国では以前、AI企業が書籍を裁断してスキャンした後、廃棄していた問題が明らかになっており、AIが人類の文化に壊滅的な影響を及ぼす可能性を懸念する声が上がっている。
AI業界が求める法規制の裏には、過去の巨大産業と同様に市場を寡占化し参入障壁を築く思惑が潜む。真の危機はSF的破滅ではなく「人間の知性や教育の崩壊」であり、法規ではなく現場での向き合い方が問われている
ポルノやゲームなどのテクノロジーが手軽な「報酬」を与え、若者が大人の男になるための成長の原動力を奪っている。仮想空間の安楽さから抜け出し、現実の困難や責任に立ち向かう勇気を持つよう呼びかける力強い論考
最先端の農業技術とは、新たな機械ではなく自然の摂理そのものである。最新研究をもとに、土壌の炭素貯蔵と豊かな生態系を回復させ、収益性と地球環境の再生を両立する「再生型農業」の真価を問い直す一編
東京都でテスラ「Model Y」を購入する場合、国と都のEV補助金を活用すれば実質負担額は約360万円台まで下がる可能性がある。為替と補助制度を背景に、中国など主要市場を下回る世界最安級の水準となる可能性がある。テスラは標準条件で最大197万円の支援を案内している