商品と健康被害及び死亡との因果関係については小林製薬は、現在、事実及び因果関係を確認中だと述べており、未だ不明だ。(kash* / PIXTA)

紅麹摂取後の健康被害 政府の早い対応がネット上で物議醸す 因果関係については未だ不明 

小林製薬株式会社(本社:大阪市、社長:小林章浩)の「紅麹」を使用したサプリメントを摂取した後、腎疾患などの症状が確認された事について各社報道が加熱している。小林製薬は現在、事実及び因果関係を確認中だと述べており、商品と健康被害及び死亡との因果関係については未だ不明としている。

NHKによると、対象の食品を摂取した人や診察した医師から最初に健康被害が疑われる報告があったのは、今年1月15日だった。会社が自主回収を発表したのは今月22日で、最初の報告から発表までに2か月余りかかった。会社は最初の報告の時点では「健康食品が原因となった可能性がある」とはわからず、調査に時間がかかったとしている。

その後、同社は、摂取後、腎臓疾患を発症するなどして27日までに106人が入院し、2人が死亡、28日には新たに2人が亡くなったと遺族から連絡があったと発表した。

小林製薬は商品と健康被害及び死亡との因果関係については未だ不明と述べている。

厚生働省は26日、小林製薬が販売した紅麹に関連した食品の自主回収を通知した。27日、大阪市はこれらの製品について、食品衛生法に基づき回収を命じる行政処分を出し、製品に使われているものと同じ紅麹原料が取引先の52社に供給されていたことから、流通経路の特定に向けた調査を進めた。

一方、ネット上ではこの行政の素早い対応について物議を呼んでいる。

厚生労働省が26日、Xの公式アカウントに出した、小林製薬が販売した紅麹に関連した食品の自主回収についての投稿を非表示にしたリプライには、

新型コロナワクチンを接種して身体に異常がある方はどこに相談したら良いでしょうか?」

「ワクチンの自主回収は?」など、新型コロナワクチンの接種後に生じた健康被害への対応と比較して、政府の対応が素早いことに疑念を抱く投稿があがっている。

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