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トランプ氏を支え、フェイクニュースに立ち向かう

2016年の初選挙に参加して以来、トランプ前米大統領は常に”フェイクニュース”や”偽メディア”と戦いました。

2016年11月8日、アメリカ第45代大統領の選挙日で、トランプ氏は予想外に、左派メディアの圧力を乗り越え、ヒラリー・クリントン氏を打ち破って当選しました。左派メディアに囲まれていた保守派のフォックスニュースも、転機を迎えました。

1週間後、トランプ氏と同じ率直なスタイルを持つカールソン氏がフォックスに選ばれ、トランプ氏を怒らせて辞任したスター女性司会者メーガン・ケリー氏の夜の時間枠を引き継ぎ、トランプ氏の勝利の勢いを利用して「カールソン・トゥナイト」を始めました。

トランプ氏は歴代の大統領の中で最も多く弾劾された大統領であり、主流メディアと最も多く衝突した大統領です。トランプ氏は大統領になった4年間に、左派メディアが煽った「ロシアゲート」、「ウクライナゲート」などの真偽不明の「政治的な狩り」に埋もれていました。

トランプ氏は常に「フェイクニュース」と呼ぶものに対抗してきました。フォックスニュースは唯一の保守派の大手メディアであり、トランプ氏が「フェイクニュース」に対抗するたびに、フォックスニュースの視聴率が高まり、また、カールソン氏に政治的な話題や材料を提供することになりました。

トランプ氏は「アメリカを再び偉大にする」というスローガンを掲げて米国第一主義の政策を推進しており、共和党保守派の支持者に強力な訴求力を持っています。

左派メディアと対立し、トランプ氏に対するポジティブな報道は、フォックスニュースの視聴率を急上昇させ、左派メディアを圧倒するだけでなく、カールソン氏の政治トークショーを輝かせ、最高の視聴率記録を続けていました。

同じ時間帯の番組の視聴者数は、CNN、MSNBC、ABCの3大左派メディアの合計を上回り、彼はアメリカのテレビ司会者の中で「トップスター」となりました。
 

自由を守るために戦う

トランプ氏が2020年の争議のある大統領選挙を経てホワイトハウスを去った後、左派民主党を代表するバイデン政権が登場し、左派メディアが再び台頭しました。

トランプ氏は左派メディアによって共同封鎖され、ツイッター、フェイスブック、YouTubeなどの3大ソーシャルメディアに次々とアカウントをブロックされ、以前のように自由に発言することができなくなりました。そのため、トランプ氏は自分で真実のソーシャルメディアであるトゥルース・ソーシャルを創設しました。

2020年の選挙後も、カールソン氏は大胆な発言スタイルを堅持し、トランプ政権時代の政治的見解を擁護し、左派と戦い続けています。彼はバイデン政権の政策を鋭く批判し、左派メディアによって禁じられた領域と見なす2020年の選挙不正の問題にあえて触れ、また、新型コロナウイルス（COVID-19）パンデミック中、マスクやワクチンの科学性や合法性に疑問を投げかけました。彼の番組は2021年7月に逆風に立ち向かって、アメリカのテレビニュース番組の中で視聴率トップに躍り出ました。

トランプ氏とカールソン氏はお互いに助け合っており、彼はトランプ氏の政策を堅持し、自身をフォックスニュースや保守派に強い影響力を与えました。4月上旬、トランプ氏がマンハッタン地方裁判所に出廷した後、彼はすぐに対面インタビューを行い、多くのメディアがトランプ氏を攻撃する中で、再びトランプ氏の「政治的な狩り」への反撃を手助けしました。

最近、彼は2021年1月6日のいわゆるトランプ支持者による議会議事堂への騒動の現場映像を再生し、左派陣営やメディアを怒らせました。何度も彼の衝撃的な動きに、フォックスも不満を感じ、多くの大手広告主も彼の番組からの広告を取りやめました。さらに、彼は電子投票システムによる選挙不正の原因で、フォックスニュースが7億8千万ドル（約1183億円）の高額和解金を支払わせられ、フォックス幹部を悩ませました。

右派メディアのフォックスニュースはますます束縛され、自由が制限されています。
 

マスク氏と力を合わせて、新しい戦場を開拓

2020年の選挙後、民主党の過激な政策を推進する左派ソーシャルメディアは、言論の統制がますます厳しくなっています。もともと左派に属していたアメリカの富豪であるイーロン・マスク氏は突然右に転向し、言論の自由を守ると誓いました。数々の波乱を経て、マスク氏は440億ドル（約6兆6679億円）の巨額の資金を投じて、トランプ氏のアカウントを封鎖したSNSサイトであるツイッターを買収し、重要なソーシャルメディアの拠点を取り戻しました。

カールソン氏はフォックスを離れる1週間前にマスク氏に独占インタビューしました。マスク氏は、偏見やポリコレのない「真実GPT（TruthGPT）」を作りたいと述べました。

また、真実を求めるマスク氏は、豊富な資金、AI、スターリンク技術を活用し、現在のX（エックス）ツイッターを中心に、新しいメディア環境を生み出す可能性が非常に高いです。世間では、主流メディアを放棄し、分散型デジタルストリーミングメディアが支配力になりつつあると考えられています。

カールソン氏はフォックスを離れた2日後、自身のｘアカウントにスピーチ動画を投稿し、わずか12時間で4500万回の視聴を集め、フォックスのゴールデンタイムの視聴回数の30倍に相当します。

少し前に、彼はXに投稿したビデオの中で、自身の番組をXに持ち込む意向を示しました。そのビデオは2日間で1億2千万回再生されました。

彼は、「人が真実だと信じていることを言うのが許されなければ、自由な社会は実現できない…現在言論の自由を許可するソーシャルメディアはほとんど残っていません。世界に残された最後の大きなソーシャルメディアはXであり、私たちはここにいます」と述べました。

カールソン氏とXの組み合わせは、メディア革命の始まりとなる可能性が非常に高いです。Xは、彼が自由と真実を求める新たな戦場となるでしょう。

（完）