「台湾の建設業者は誠実だ」 中国ネット民、地震被害状況に羨望の眼差し
台湾で3日に発生した大地震では多くの建物が損傷を受けたものの、死傷者数は低く抑えられている。中国本土のネットユーザーは、「おから工事」と呼ばれる手抜き工事で大勢の犠牲者を出した2008年の四川大地震と比べ、台湾人に羨望の眼差しを向けている。
「四川省の汶川地震のときは都市が廃墟になったのに」とある中国のネットユーザーは嘆く。「台湾の建設業者は誠実だ。中国であれば、耐震作業が基準通りに行われなかっただろう」と書き込んだ。
台湾東部・花蓮で起きた最大震度6強の強い地震により、20棟以上の建物が倒壊し、9人が死亡、負傷者は1000人超となった。「おから工事」が横行する中国本土とは違い、台湾の建物の多くは一部が破損して傾いたものの、完全に倒壊することはなかった。そのため、建物内に閉じ込められた被災者を救助する時間が確保された。
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2024年4月3日の朝、台湾花蓮沖で発生したマグニチュード7.2の大地震は、余震が続き、台湾全土に深刻な影響を及ぼしている。
4月3日午前8時ごろ、台湾東部の花蓮県を震源とするマグニチュード7.2の地震が発生した。地震の深さは15.5キロ、震央は花蓮県政府の南南東25キロの海域で、最大震度は花蓮県で6強を記録した。