神韻芸術団が編み出す中国古典舞踊――イ族の舞踊

中国最古の民族に数えられる イ(彝)族の歴史は、三千年に遡ります。主に中国の南の省、雲南、四川、貴州、広西に居住します。イ族の歌好き、踊り好きは、伝説になるほどです。

色彩豊かな踊りの動きからも示唆されるように、イ族は日常生活の感情を、機会さえあれば踊りで表現します。活発なリズムとエネルギーで知られるイ族の舞踊様式を用いた振り付けの背景の多くには、雲南の青々とした丘がよく見受けられます。 3と6の組み合わせがイ族の舞踊の特徴です。基本の動作に「三歩進んで一歩下がる」「三転と三翻」「花の形の六翻」「半転、半翻」などが含まれます。

多くの動作は、日常生活を表したものです。「蕎麦を叩くステップ」は、収穫をテーマにしています。円を描きながら「三歩進んで一歩下がる」動きが特徴です。足で軽快なステップを踏みながら、体をゆったりと左右に揺らし、イ族特有のリズムを生み出します。
 

――「神韻芸術団」(日本語ホームページ)より転載

https://ja.shenyunperformingarts.org/explore/view/article/e/PqXZKKIT6T0/.html