4月5日「2024年台湾東部沖地震救援金」の受け付けを開始

日本赤十字社は、この度の台湾東部沖地震の被害による人道危機を受け、2024年4月5日(金)から「2024年台湾東部沖地震救援金」の受け付けを開始いたします。

お寄せいただいた救援金は、台湾赤十字組織が行う救援・復興支援活動等に活用される予定です。

皆さまの温かいご支援をよろしくお願いいたします。

1 救援金名称

 「2024年台湾東部沖地震救援金」

2 受付期間

 2024年4月5日(金)~ 2024年6月28日(金)

3 受付口座

(1)ゆうちょ銀行・郵便局

  口座番号  00110-2-5606

  加入者名 日本赤十字社(ニホンセキジュウジシャ)

  ※ 通信欄に「2024年台湾東部沖地震救援金」と明記してください。

     また、受領証を希望される方は、併せて「受領証希望」と明記してくださ

い。

(2)都市銀行

  三井住友銀行      すずらん支店        普通預金 2787799

  三菱UFJ銀行       やまびこ支店        普通預金 2105802

  みずほ銀行         クヌギ支店           普通預金 0623595

  口座名義はいずれも「日本赤十字社(ニホンセキジュウジシャ)」

  ※受領証発行をご希望される場合は別途ご連絡が必要です。

  詳しくは、弊社WEBサイトをご覧ください。 https://www.jrc.or.jp/

4 海外救援金の使途

台湾赤十字組織が行う救援・復興支援活動および防災・減災事業等
台湾東部沖地震被害の状況

2024年4月3日午前7時58分(日本時間午前8時58分)、台湾の東部沖沿岸を震源としたマグニチュード7.4の地震が発生し、日本の沖縄県やフィリピン沖でも一時津波警報が発出されるなど、周辺国にも大きな影響を及ぼしました。

この地震は台湾においてここ25年で最大のものであり、震度6強を観測した花蓮県(カレン県)は市街地の多数の建物の損壊被害や、トンネル付近での大規模な土砂崩れ・落石などの被害が多数報告され、落石が道路の通行を妨げるなど、救助活動にも影響が出ています。

本震の後もマグニチュード3以上の余震が300回以上発生(4月4日午後4時時点)しており、これまでに少なくとも9名が犠牲となり、1067名が負傷し、42名が行方不明とされています(4月4日午後2時30分時点 台湾消防庁)。また、台湾全体で100棟以上の建物被害が報告されていますが、ビルや鉱山等へ閉じ込められている人も642名いるとされており、一刻も早い救助活動が急務となっています。また、ここ数日間はマグニチュード7レベルの大きな余震が発生する可能性もあるとみられており(台湾気象局)、更なる被害の拡大が懸念されています。

大きく傾いた花蓮県市街地の高層ビル。多くの人びとが閉じ込められていることが懸念される

台湾赤十字組織の救援活動

地震の発生直後から、台湾赤十字組織の花蓮県の災害対応チームは被災地への派遣準備を進め、被災地域に出動しました。消防からの要請により、花蓮太魯閣(タロコ)渓谷で閉じ込められた人びとの救護活動を実施しました。その後、多くの人が閉じ込められているという花蓮県市街地の高層ビルの救助に向かいました。また、別のチームは同県の小学校や公園に45張のテントを設置し、緊急避難が必要な人びとの滞在場所を提供しました。台湾赤十字組織の災害対応チームは、被害状況の把握に尽力し、緊急派遣・被災者支援に向けた準備を進めています。

発災直後から救護活動へ向かう災害対応チーム
花蓮県の高層ビルで救助活動を行う災害対応チーム
出動準備を進める災害対応チーム
緊急避難者用のテントを設置