2023年12月13日、FRBのジェローム・パウエル議長は、FOMCの会議後のプレス発表で、インフレ率が高い水準から落ち着きを取り戻し始めており、過去2年間にわたる金融政策の引き締めが終了し、2024年には利下げが行われる可能性があることをほのめかした (Photo by BRENDAN SMIALOWSKI/AFP via Getty Images)

通貨インフレが持続的上昇、FRBの利下げへの信頼が揺らぐ

昨年、米連邦準備制度(FRB)の幹部たちは、2024年に起こりうる利下げに関して市場にヒントを与えていた。

これは、過去数か月のデータがインフレ率の低下を示しており、それが米国中央銀行の目標である2%に到達したことを示すものであり、経済の過熱を防ぐ政策が功を奏しているというポジティブなシグナルでもあった。

しかし、2024年の第1四半期の決算が近づくにつれて、以前の楽観的な見方は困難に直面しているようだ。3月の新しい消費者物価指数(CPI)のデータによると、全体のインフレ率は前月の3.2%から3.5%へと上昇し、食品とエネルギーを除くコアインフレ率も3.8%となった。

▶ 続きを読む
関連記事
米ルイジアナ州のランドリー知事は、スペースXや巨大データセンターの巨額誘致で雇用創出を図りつつ、対中警戒やグリーンランド連携を主張。独自の「ケイジャン資本主義」で州経済の躍進と国益拡大を目指す構想に迫る
トランプ米大統領は、バイデン政権期の環境規制を撤回し、狩猟や釣りのために公有地・水域の一般開放を拡大する2つの大統領令に署名した。データ収集の刷新や人工魚礁の造成を促し、アウトドア産業の振興を図る
インフレの高止まりと米国債利回りの上昇を受け、金融政策を引き締めた。   米連邦準備制度理事会(FR […]
米エネルギー情報局(EIA)は、米国の原油生産量が2026年に過去最高の日量1380万バレルに達すると予測。世界的な需要減退や米イラン情勢の緊迫化が続く中、新規プロジェクト稼働が米国の増産を牽引する
米商務省はインド、インドネシア、ラオスからの太陽光発電部材に対し高率な反ダンピング・相殺関税を最終決定した。中国企業の迂回輸出を阻止し国内製造業を保護する狙いだが、過剰在庫を巡る貿易摩擦は激化している