かつては世界トップレベルの取扱量を誇った香港港だが、2023年にはトップ10から脱落した(Photo by PETER PARKS/AFP via Getty Images)

香港、コンテナ取扱量で世界トップ10から初の脱落…取扱量「10年で3分の2に」

海運調査会社アルファライナーが発表した2023年の世界のコンテナ港湾取扱量ランキングによると、香港港はコンテナ船就航以来初めて、世界トップ10から姿を消した。

香港港の昨年の取扱量は前年比14.1%減の1430万TEU(20フィートコンテナ換算)となり、かつては世界一の座を上海港やシンガポール港と競い合った同港の長期的な衰退ぶりが浮き彫りになった。10位はドバイ港になった。

香港のランキングは2008年の世界3位から徐々に下がり、2020年から2022年は9位だった。アルファライナーは「香港港は7年連続の取扱量減少となり、この10年で3分の1のコンテナ貨物を失った」と分析している。

香港港に次ぐ大幅減少となったのはニューヨーク・ニュージャージー港で、17.7%減の780万TEUだった。ロサンゼルス港、ロングビーチ港、サバンナ港も軒並み2ケタ減となったが、ロングビーチ港とニューヨーク・ニュージャージー港はコロナ禍以降の取扱量増加基調は維持している。

中国の欽州港とベトナムのカイメップ港が新たにトップ30入り。欽州港は13.1%増の610万TEUで26位、カイメップ港は横ばいの560万TEUで30位となり、取扱量を落としたサバンナ港とマニラ港を抜いた。

欧州勢トップのロッテルダム港、アントワープ・ブルージュ港、ハンブルク港は、ロシア経由の貨物減少などにより軒並み順位を2つ下げた。インドのムンドラ港は11.2%増の720万TEUとなり、コロンボ港を抜いて南アジア最大のコンテナ港となった。

首位の上海港は4910万TEUで今年2%程度の増加を記録。シンガポール港、寧波港が続いた。

関連記事
2020年以降、香港の自治が中国共産党によってさらに侵食されつつあるため、ワシントンは香港に対する政策を見直すよう求められている。米国のシンクタンクである「戦略国際問題研究所(CSIS)」は5月7日、「2020年以降の香港の自治権の侵食」というタイトルの報告書を公開した。同報告書は北京による香港支配の拡大を明確に描き、米国政府に対香港政策の見直しを促す40ページに及ぶ調査結果を発表した。
5月14日、メリーランド州、ネブラスカ州、西バージニア州で民主党と共和党の初選が行われた。前大統領ドナルド・トランプ氏と現職大統領ジョー・バイデン氏は選挙戦でいくつかの警告信号に直面したが、全体的な状況は安定していた。5月14日予備選挙のハイライト
米海軍と台湾海軍が4月に西太平洋で合同軍事演習を行なったと、ロイター通信が14日に報じた。台湾国防部の報道官は同日の記者会見で「海上衝突回避規範に基づき、通常の訓練を行なった」と発表した。
こうして、丘を越え、丘を越え、明るい空の方向に進み、疲れと空腹でへとへとになっていた。 地図が打ち上げられようとしている海辺に着いたとき、崖であることに気づいて唖然とした! 崖の下はマカオへの海路だったのだ。ドキドキする心臓を抑えながら、崖の端に偶然、竹の棒を見つけた。 歓迎の潮風が劉さんたちを幸せな気分にさせる。 もちろん、これは冒険の始まりだ。
垂秀夫前駐中国大使は9日、長年に渡って日台間の友好関係を推進してきた実績から、台湾の蔡英文総統より勲章を授与された。垂氏は自身と台湾との深い縁に言及し、今後も日台関係の強化に尽力していく考えを示した。