富士河口湖町の「コンビニ富士」は訪日観光客にとってホットスポットに。23年11月撮影(kazuuphoto / PIXTA)

「苦渋の選択のすえ」富士河口湖町、「コンビニ富士」防護柵設置…21日完成見通し

山梨県富士河口湖町は、SNSで人気を集めていたコンビニエンスストアと富士山を背景にした撮影スポットについて、安全対策工事を行う。急増する外国人観光客による交通ルール違反や私有地への立ち入りなどの問題に対応するため、防護柵と遮光ネットの幕を設置する。工事は5月21日までに完了する見通し。

歩道と車道の間に高さ80センチの防護柵を9か所設置し、違法な道路横断を物理的に防ぐ。また、コンビニ脇には高さ2.5メートル、長さ20メートルの遮光ネットを張り、富士山の景観を遮ることで、撮影スポットとしての魅力を抑える狙いだ。

同スポットでは、限られたスペースに多くの観光客が集中することで、歩道の混雑や車道へのはみ出しが頻発。横断歩道以外での無秩序な横断も後を絶たず、非常に危険な状況が続いていた。また、周辺の私有地への無断立ち入りやゴミの投棄、無断駐車などの迷惑行為も多発していた。

▶ 続きを読む
関連記事
警察庁は海外製玩具拳銃「REAL GIMMICK MINI REVOLVER」を真正拳銃と認定。所持・販売は違法で、令和7年12月31日までに最寄りの警察署への提出が必要だと警告を発した
「医療用大麻について、科学が何を示し、何を示していないのかについて、患者には率直な説明がなされるべきだ」と、著者の一人は述べた
中国企業が開発した安価なKVMスイッチ「NanoKVM」を巡り、隠されたマイクや外部サーバーとの通信など深刻なセキュリティ上の問題が判明した
首相官邸の公式HPを装った偽サイトが確認され、内閣官房内閣広報室が12月11日に厳重な注意を呼びかけた。偽サイトは個人情報の入力要求やウイルス感染の危険がある
小野田紀美経済安全保障担当相は12日、自身が選ぶ「今年の漢字」に「推」を選んだ。経済安全保障や外国人政策の推進のほか、「推し」の高市早苗首相が就任したことも理由に挙げた