近年、フィリピンの上院は、バンバン市の市長アリス・グオが中国における海外詐欺に関与している疑いについての聴聞会を行った。この聴聞会は、グオ市長の疑わしい経歴に光を当てた。バンバン市の公式ウェブサイトでは、グオ市長のプロモーション写真がはっきりと掲載されている(フィリピン・バンバン市公式ウェブサイト)

フィリピン上院が質問 バンバン市長に中国共産党のエージェント疑惑が浮上

フィリピンのバンバン市のアリス・グォ市長が、海外における中国関連の詐欺活動に関与している疑いでフィリピン国会上院で質問を受けた。グォ市長は中国共産党のエージェントではないかと疑問視されている。

BBCの報道によると、バンバン市内のオンラインカジノ事業(Pogo)が、裏では海外詐欺組織をしていたことが判明した。

昨年3月、警察は詐欺の拠点を強制捜査し、詐欺に巻き込まれた約700人を救出した。このうち中国人202人、その他73人の外国人がオンライン恋愛詐欺を働くことを強要された。

▶ 続きを読む
関連記事
ミャンマー軍は最近、悪名高いKK詐欺園区を「掃討した」と発表し、爆薬を使って園区の建物を爆破したと主張。しかし「大紀元時報」の取材によると、複数の生存者や救助関係者は「それは外部向けの見せかけにすぎない」と証言している。
インドネシア政府は、総額73億ドルを投じた「フーシュ(Whoosh)」高速鉄道プロジェクトをめぐり、北京との間で緊急の債務交渉を行っている。
ミャンマー軍が東部KK園区の詐欺拠点を爆破し、千人超がタイへ逃亡。中国共産党の関与や、国際的な犯罪組織への制裁が改めて注目されている。
トランプ大統領はASEAN首脳会議でタイ・カンボジア停戦協定署名式に出席。両国の関係正常化を目指し歴史的合意へ。
アメリカとインドは、大規模な貿易協定の締結に向けて交渉を進めており、両国間の関税率が現行の50%から15%に引き下げられる見通しだ。