(Quinn Rooney/Getty Images)

三中全会に漂う異様な空気 記念記事が削除され、習近平の健康問題が噂される

中国共産党の第20回三中全会が7月15日に開幕し、その異様な雰囲気が注目されている。本来ならばメディアが活発に報道するはずのこの時期、情報封鎖により外界は習近平を称賛する記事しか見られなかった。しかし、その記事はわずか2日後に削除され、民間では様々な噂が飛び交っている。

中共の官製メディア、新華社は三中全会開幕当日に「改革家習近平」と題した1万字の記事を掲載した。この特集記事は、習近平の12年間の「改革功績」を称え、彼を鄧小平と比較して「現代化を実現する使命を負っている」とした。

記事の中で、習近平の言葉として「容易で皆が喜ぶ改革は既に終わり、美味しい肉は食べ尽くした。残っているのは難しい骨ばかりだ」と引用されていた。記事の終わりには「全面的な深化改革を通じて、習近平は鄧小平の事業を継承し、中国を経済的奇跡を継続させ、文化的魅力を発揮し、人類文明の新たな形を創造した」と宣言されていた。

▶ 続きを読む
関連記事
中国AI「豆包」で、歴史上の大統領を検索すると人気俳優の画像が表示される騒動が発生。有料化直後だっただけに、「これで課金?」と批判が広がり、中国SNSでトレンド入り
中共系企業が提供する安価な5G通信網。その裏では、各国を技術・資金・インフラ面で依存させる「シリコン・カーテン」が広がっている。ファーウェイ問題や一帯一路を通じて進む「デジタル属国化」の実態を分析する
最近、中国版のTikTok、抖音(ドウイン)では「深夜の造反」と呼ばれる現象が現れている。市民が隠喩的な文章で、特定の時間帯に中国共産党への不満を投稿している。
中国石油タンカーが今週、ホルムズ海峡の入り口付近でイラン軍の攻撃を受けた。イラン戦争勃発以来初めて。中共当局は中国船と認めず、専門家からは、当局が事件の影響を抑えようとしている可能性があると指摘
中国SNSで「皇帝を撃つ」動画が拡散。コメント欄を埋め尽くす歓声と、反乱めいた声。削除されても止まらない、中国SNSで続く「深夜の反乱」とは