米環境保護庁 塩化ビニールおよび他4種のプラスチック化学物質の規制強化を提案
米国環境保護庁(EPA)は、塩化ビニールを含む5種類の化学物質について優先評価化学物質としての指定を提案した。塩化ビニールは、2023年にオハイオ州列車脱線事故で流出した有毒物質の一つである。
EPAは肝臓がん、脳がんや肺がんなどにつながるとされている塩化ビニールのほか、他にもアセトアルデヒド、アクリロニトリル、アニリン、MBOCAの4種を、以前から追加評価が必要とされる化学物質のリストから選定した。
2024年7月24日の声明によると、これらの化学物質はすべて、プラスチックや樹脂、その他の化学物質の製造・加工に用いられているという。1976年に制定された有害物質規制法に基づき、EPAは優先評価化学物質に対して、報告、記録管理、試験要件、その他の制限を含む厳格な規制を実施する権限を持っている。
関連記事
未成年を脅迫し深刻な搾取を行う「764」ネットワークがアメリカで急拡大している。FBIと司法省は解体に向けて捜査を強化。被害実態や背景、家庭で求められる防衛策をまとめた
FBIのパテル長官が、児童救出、スパイ網摘発、殺人率の大幅低下など就任後10か月の成果を語った。フェンタニル密輸やアンティファ資金、焼却予定の機密文書発見など最新状況も明らかに
次期米大統領選の鍵を握るZ世代。彼らは傍観者ではなく、困難な経験から育まれた切迫感と多様な意見で政治を動かし始めている。既存政党は彼らの「言葉」を理解し、対応できるのかを問う
2021年1月6日のアメリカ議事堂襲撃事件前夜、コロンビア特区でパイプ爆弾を設置したとされる男が約5年ぶりに逮捕された
イーロン・マスク氏は非公開の集まりで、アメリカが「偉大な12年」の始まりにあるとの見方を示し、トランプ氏の2期目に続き、ヴァンス副大統領が2期の大統領を務める可能性があると予測した。