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バングラデシュの政変が中国に与える影響 ハシナ首相の辞任と中共の恐怖
バングラデシュで連日続いた抗議活動が世界の注目を集める。ハシナ首相が辞任を発表し国外逃亡するという事態が発生し、これは中国共産党が最も恐れていたシナリオの一つである。中国のネットユーザーは羨望の声を上げる一方で、中国共産党は自国における同様の事態への恐怖を隠せないでいる。この記事では、バングラデシュの政変が、中国にどのような影響を与えるのかを掘り下げよう。
バングラデシュでの連日の抗議活動が影響し、ハシナ首相が辞任を表明し国外へと逃亡する事態に至った。バングラデシュ国民は、これによって勝利を手に入れたことになる。
興奮した群衆は、ハシナの宮殿に押し寄せ、様々な物品を奪い去った。この光景は、姜文(チアン・ウェン)監督の名作映画『さらば復讐の狼たちよ(原題:譲子弾飛)』の終盤を思い起こさせる。
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