新しい研究により、65歳以上の高齢者においてビタミンDレベルと虫歯のリスクの間に逆相関の関係があることが明らかになった(Shutterstock)

高齢者のビタミンD不足が虫歯リスクを増加?

最新の研究によると、ビタミンD不足の高齢者は、虫歯のリスクが約44%増すことがわかりました。

アメリカユタ州、ユタ大学、サウスジョーダンの歯学部、ポートランドの老化研究所の研究者たちは、65歳以上の、2700人を超える参加者のデータを分析しました。このデータには、全国健康栄養調査の回答からの情報を含みます。「Nutrients」誌に掲載されたこの研究は、「高齢者の歯の健康維持には十分なビタミンDレベルが重要であること」を示しています。

研究者たちは、高齢者の約半数がビタミンD不足であること発見しました。ビタミンDはカルシウムとリンの吸収を助け、また有害バクテリアに対する天然の防御壁であるエナメル質を作るのに必要です。そして、年齢が進むにつれて歯の水分含有量が減少するため歯はだんだんもろくなります。

 

▶ 続きを読む
関連記事
重曹は、料理や家庭の掃除に人気のある安価な材料です。しかし、重曹の使い方は他にもあり、重曹水で口をすすぐと、虫 […]
中年以降の一番お金がかかるのは何と歯医者に行くこと。WHO統計によると、世界の半数以上が虫歯を抱えています。虫歯の主な原因と日常の歯のケア方法について、良品歯科クリニックの黄偉家氏が解説します。
新型コロナウイルスが世界中で猛威を振るう中、免疫系を強化する方法に人々が特に関心を寄せています。最近、インターネット上で1つの見解が広まっています:高用量(5000 IU)のビタミンD3を摂取すると、新型コロナウイルスに対抗できるというものです。
カナダ保健省は、ヨーグルトとケフィアにビタミンDを添加することを承認する。長い冬の間の日照不足によるビタミンDの全国的な不足に対処するためである。
ビタミンDのあまり知られていない利点や、効果に応じた最適な摂取タイミングについて学びましょう。パンデミック以来、ビタミンDはCOVID-19の治療効果に注目されていますが、COVID-19と免疫力高める以外にも、カルシウムの吸収を促したり認知症を予防したりするなど、多くの機能があります。