(shutterstock)

米国で多様性採用が厳しく監視される中、カナダも同様の対応とるべき

論評

保守団体「アメリカファーストリーガル(非営利の法的団体、保守的な政策と理念を支持し、それに基づく法的戦いを行うことを目的)」は、危険な薬品や欠陥自動車を対象にした訴訟ではなく、人種に基づく採用や多様性を重視した採用に対する訴訟を提起している。同団体が流している広告では、「もしあなたやご家族が、多様性割り当てや平等指令、アファーマティブ・アクション(積極的差別是正措置)やその他の人種優遇措置によって、仕事や昇進、昇給、またはプロフェッショナルな機会を拒否された場合、私たちにご連絡ください」と述べられている。

「ワシントン・ポスト」紙によれば、他の法律事務所も同様の広告を出している。別の広告には「人種によって異なる扱いを受けた場合は、ぜひご連絡ください」と書かれている。同紙によれば、すでに100件以上の訴訟が起こされており、さらに多くの訴訟が進行中である。一部の訴訟では、数千万ドルの損害賠償が認められたと「ウォール・ストリート・ジャーナル」が報じている。

▶ 続きを読む
関連記事
ポルノやゲームなどのテクノロジーが手軽な「報酬」を与え、若者が大人の男になるための成長の原動力を奪っている。仮想空間の安楽さから抜け出し、現実の困難や責任に立ち向かう勇気を持つよう呼びかける力強い論考
最先端の農業技術とは、新たな機械ではなく自然の摂理そのものである。最新研究をもとに、土壌の炭素貯蔵と豊かな生態系を回復させ、収益性と地球環境の再生を両立する「再生型農業」の真価を問い直す一編
国際機関やグローバリズムが進む現代において、国家主権や権力の行方はどう変容しているのか。伝統と現代の秩序のあり方を深く問い直す論考
『論語』学而篇の最終章を読み解き、他者からの評価や名利という執着を手放す生き方を解説する記事です。学ぶ本当の意味や、人生の修練の本質に迫ります
『論語』学而篇第十五の解説記事。貧困や富貴という人生の様々な境遇にあっても、それに縛られず、いかにして自分を磨き徳を守るべきかを分かりやすく解き明かします