「赤ワイン頭痛」は、最初の一口からわずか30分で現れ、適度に飲む人でも襲われることがある(Shutterstock)

赤ワインを飲むとズキズキする頭痛、その意外な原因とは?

赤ワインを片手にリラックスしたディナーを楽しむのは理想的なひとときですが、長時間続く頭痛がその楽しみを台無しにしてしまうことがあります。この厄介な「赤ワイン頭痛」は、最初の一口からわずか30分で現れ、適度に飲む人でも襲われることがあります。

一般的な二日酔いとは異なり、この古くから知られるワインにまつわる頭痛の原因は、長い間、科学者やワイン愛好家たちにとって謎のままでした。

しかし、最近の研究で、その原因が意外なところにあることが明らかになりました。それは「ケルセチン」と呼ばれる抗酸化物質です。研究者たちは、この豊富な植物色素がアルコールと結びつくことで、敏感な人に痛みを引き起こす一連の反応が始まると考えています。

▶ 続きを読む
関連記事
痛みによる睡眠阻害は寝る前の準備で防げます。背中・首・股関節・胸など、体の緊張をほどき、夜の痛みを軽減し眠りの質を高める6つのエクササイズを紹介します。
天気の変化で片頭痛が起こるのは、気圧・気温・湿度などの変化に脳が敏感に反応するためです。気象の揺らぎが神経を刺激し、炎症や血管反応が痛みを引き起こします。生活管理と予防策で発作は軽減できます。
毎日100分歩くだけで、腰痛リスクが約4分の1に! 特別な運動は不要。速度より「歩く時間」がカギという最新研究の結果とは?
「痛みなくして成長なし」――その思い込みが、体を傷つけているかもしれません。成果を最大化する“痛みとの付き合い方”とは?
膝の変形性関節症の痛みは薬だけに頼らなくても改善可能。研究が示す効果的な3つの非薬物療法とは?