台風14号は9月19日の午後9時頃に上海に上陸し、その影響で上海の多くの地域で雷雨が発生した。その結果、市内の多くの場所で水が溜まっていた。(動画のスクリーンショット)

上海にダブル台風の被害 歴史的な雨量と市内広範囲の浸水被害

9月19日、台風14号が21時45分頃に上海市奉賢区沿岸に上陸し、短時間の雷雨と陣雨で多くの地域が被害を受けた。特に浦東新区、奉賢区、金山区、青浦区、崇明区の東部地域では暴雨が発生し、市内の多くの場所で内水氾濫が起こった。一部のネットユーザーは「一晩寝て起きたら全てが浸水していた」と報告している。

上海市洪水対策本部の発表によると、20日9時までの平均降水量は73.28ミリで、降雨は主に奉賢区、浦東新区、閔行区に集中した。特に奉賢区の楊家宅気象観測所では、最大降水量が340.9ミリに達し、浦東区の泥城公園気象観測所の最大降水量は116ミリだった。これらの観測所では6時間以内に300ミリを超える累積降水量が記録され、浦東と奉賢での歴史的記録を更新した。また、市内の22の水文観測所では水位が警戒線を超えた。

19日の夜、動画を投稿したネットユーザーによると、台風による強風と暴雨がガラス窓を叩き、雨水が隙間から室内に侵入する様子が映されていた。動画の投稿者はタオルや衣服を使って水を吸い取ろうとしたが、雨水は依然として流れ込んでいた。20日の朝、多くのネットユーザーが深刻な浸水を報告し、「朝起きたら土砂降りだった」との声も上がっていた。

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