中国ホテル盗撮が横行 専門家が語る闇ビジネスと監視の実態

2026/03/24
更新: 2026/03/24

中国のホテルで盗撮事件が相次いでいる。最近では「成都市高等教育機関集積エリア周辺のホテルが盗撮多発地帯」との話題がSNSで拡散されて注目を集めた。背後にある闇のビジネスの実態について、新唐人テレビの馬東記者が、番組「中国解密」の司会者クリス・チャペル氏に話を聞いた。

新唐人テレビ 馬東記者

BBCの調査チームが7か月にわたり調査した結果、ホテルの客室から外部にリアルタイムで配信していた54台の小型カメラが見つかった。本日は『中国解密』の司会者クリス・チャペル氏に、この問題について尋ねます。

こんにちは、クリス氏。非常に衝撃的な内容ですが、これまでにも類似の事例を報じている。この問題はどの程度深刻なのですか?

クリス・チャペル氏

「この問題は広く見られる。数年前、中国のブロガー『影は嘘をつかない』が、一部のホテルや宿泊施設に隠しカメラを設置し宿泊客のプライベートな様子が盗撮されている実態を暴露した。こうした映像はダークウェブ(匿名性の高いWeb領域)などで大きな需要があるため、このような行為は非常に一般的で利益を得る手段にもなっている」

新唐人テレビ 馬東記者

誰がこうした行為を行っているのか? ホテル側は関与しているのか?

クリス・チャペル氏

「ホテル側は通常、他の宿泊客が設置したものだと関与を否定している。しかし、先ほどの事例では、ホテルと地元警察が結託しているのではないかとの懸念がある。これは地方政府による資金の吸い上げの一手段と言われている。中国の地方政府の財政は深刻な財政難に陥っていて、勝手に増税することを禁じられているため、金を稼ぐための新たな手段を常に探し求めている。特に不動産市場の崩壊後はその傾向が強まっている」

新唐人テレビ 馬東記者

これらの盗撮映像が恐喝に使われる可能性について詳しく説明してくれますか?

クリス・チャペル氏

「もちろん。いわゆる『ハニー・トラップ』だ。ターゲットとなる官僚やビジネスマンに若い女性を接近させ、不適切な写真を撮って脅迫の材料にする手法だ。さらに本日、中国で発表された女性の外見をした新型ロボットの映像を見たが、今後、こうしたロボットはさまざまな分野で使用され、大規模なスパイ組織になると私は確信している」

新唐人テレビ 馬東記者

その話に関連して、中国共産党(中共)の巨大な監視システムで、国民はどの程度監視されているのですか?

「中共の監視レベルはもはや別次元にある。正確な数字は覚えていないが、国民1人あたり平均で10台から11台のカメラに監視されている計算になる。その監視規模は非常に大きい。彼らがAI分野でのブレイクスルーに執着する理由もここにある。物理的なカメラだけでなく、ほぼすべてのオンライン活動が監視対象となっている。その膨大なデータを処理するために強力なAIツールが必要だ」

新唐人テレビ 馬東記者

中共はこれらのデータを何のために収集しているのか。統制のためなのか、それとも別の目的があるのか?

クリス・チャペル氏

「対象がアメリカの官僚や企業関係者であれば、それは何らかの形での『操作(コントロール)』が目的だ。また、中共内部では、企業関係者や政敵に対する買収や脅迫に使われる。しかし多くの場合、『データは多ければ多いほど有利だ』と信じて収集を続けていると思う。AIに大きな進展がない限り、これらの膨大なデータを十分に活用することは困難だ」

新唐人テレビ 馬東記者

本日はありがとうございました。最後に視聴者の皆様へ、YouTubeでクリス氏のチャンネル『中国解密(China Uncensored)』をぜひフォローしてください。非常に素晴らしい内容です。クリス氏、改めて感謝します。

クリス・チャペル氏

 「ありがとうございました」