中共メディアは沈黙中 いよいよ真実味を帯びる
張又侠の異例なベトナム訪問 習近平の権力喪失を示唆か
10月、中国共産党中央軍事委員会副主席の張又侠(ちょうゆうきょう)がベトナムを訪問し、異例の首脳レベルの接待を受けた。一方で、中国共産党(中共)の公式メディアはこの訪問について顕著な沈黙を保った。さらに、張又侠はベトナム共産党の指導者との会談で中共の党首である習近平について一切言及しなかったため、一連の異常な現象が広く注目を集めた。
政治分析家は、張又侠のベトナム訪問が、習近平の中共軍における権力が張に取って代わられたことを示唆していると指摘する。習近平の軍権が失われたことを示すだけでなく、この動きは、習の権力に重大な転換があった後、中共当局が、習の地位の変化を、少しづつ外部に、発信している可能性を示しているという。
2024年10月24~26日までのベトナム公式訪問が報じられたのは、ベトナムの軍事メディアによるもので、ベトナム中央軍委副書記、ファン・ヴァン・ザン国防大臣の招待に応じて、中共中央軍委副主席の張又侠が代表団を率いた。
関連記事
中国の張又俠・劉振立両将軍の拘束を受け、軍内部で前代未聞のボイコットが発生している。中央軍事委員会の指令が黙殺され、末端では習近平への嘲笑も広がる。権威失墜により軍の統制は危機的な状況だ
中共軍副主席・張又俠拘束で北京激震。元中組部副部長の国外逃亡も報じられる中、党内では「第二次文革」を彷彿とさせる内部審査開始。習近平による粛清が政権崩壊を加速させる現状を、内部情報と共に伝える
張又俠の失脚は、いわゆる「紅二代」が軍内で築いてきた影響力に大きな打撃を与えただけでなく、習近平が従来の軍内部派閥と決別したことを意味するとの見方が広がっている
習近平と張又俠の対立は3年以上前からくすぶっていた。米国在住の中国民主化活動家、唐柏橋氏は中共の政治路線、軍事戦略、中国の将来像をめぐる根本的な見解の相違に根ざしていたと述べている。
最新の情報として伝えられているところによると、中南海を巡る情勢は波乱含みの展開となっており、軍内部では緊張が高まり、長安街では軍や警察が厳重に配置されているという