武漢ウイルス研究所に到着したWHOの専門家チーム、外国人ジャーナリストの立ち入りを阻止しようとする地元の警察、2021年2月3日撮影。(HECTOR RETAMAL/AFP via Getty Images)
災害や事件でも「報道できない」

「恥知らず!」 皮肉コメント殺到の「中国新聞賞」 入賞作品はほぼ「共産党賛美モノ」=中国

中国共産党(中共)が自国メディアに党に従うことを要求しているのは周知の事実。

世界報道自由度ランキングでは長年にわたり超低空を飛行し、投獄ジャーナリストの数が最も多い中国にも、自分たちが作った「新聞賞」たるものがある。

今月7日、中国当局は373の作品に「第34回中国新聞奨」を授与した。注目すべき点は、入賞作品はほとんどが「共産党を賛美」しているか、「その政策を宣伝する」内容のものばかりだということだ。

▶ 続きを読む
関連記事
中国河南省で転落事故後に死亡した14歳少年の臓器提供を巡り、母親が「手はまだ温かかった」と疑念を示した。死亡判定や手続きの透明性にネット上で関心が高まり、事例は国内で波紋を広げている。
冬に入って以降、中国の多くの地域で呼吸器系疾患が流行のピークを迎えつつあり、少なくとも17の省でインフルエンザが流行している。北京では他地域に先駆けて流行がピークに達し、インフルエンザの陽性率は45%近くに上っている
湖南省の湘雅二病院で新生児が2度の開胸手術後に死亡した。遺族は医療ミスを疑い、病院側は死亡原因も監視映像も示していないという。ECMOや呼吸器の取り外しも同意なしとされ、危篤時も父親は面会できなかった
11月27日、昆明市洛羊鎮の鉄道駅構内で、試験列車が施工作業員と衝突する事故が発生した。公式発表によれば、この事故で11人が死亡し、2人が負傷した
日本人学校を標的とした暴力的なメッセージは、最近の攻撃と国家主義的な言説の高まりを受けて、日本政府が国民に警戒を呼びかけている