ドキュメンタリー「国家所有の臓器」は、中国共産党が認可した生体からの臓器収奪の実態を暴露している。写真はドキュメンタリーの一場面(Samira Bouaou/大紀元)

脱出者が告発 地獄のミャンマー詐欺団地 稼げない被害者は強制臓器摘出に

中国人俳優・王星氏が偽のオーディションをエサに詐欺グループに監禁された事件を機に、ミャンマー詐欺団地における暗い実態が次々と明らかになっている。王氏はタイにおびき寄せられ、そこからミャンマーに誘拐された。

詐欺団地とは組織犯罪集団が犯罪に利用する詐欺の拠点で、近年、偽の求人に騙された被害者を詐欺行為に従事させるケースが増加している。

目撃者によれば、これらの詐欺団地では、詐欺師として稼げない被害者が臓器摘出されるという。タイの闇市場では腎臓1対が約50万人民元(約1千万円)で取引され、東南アジアの闇市場では約80万元(約1600万円)で転売される。

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