2025年1月8日、米国のシンクタンク、ハドソン研究所中国センターの所長である余茂春氏が「台湾海峡の地域安全保障と戦略的協力から見るトランプ大統領の第2期における米台関係と対応」という講座に出席した。(宋碧龍/大紀元)

「中国とアメリカ間の中立は幻想」 余茂春氏が警告

余茂春氏は、「世界が中国とアメリカの間で中立を保つことは幻想にすぎない」と述べ、トランプ大統領の再選が中国共産党(中共)との対決においていかに重要かを強調する。彼の見解によれば、中立の立場は中共の権威主義的な野心を助長するだけでなく、自由民主主義国家の未来にとっても重大な脅威である。

「トランプの第2期が以前の政治的遺産を強化するか破壊するかは、アメリカの民主主義に対する最大の生存脅威である中共(CCP)を打ち負かすことに大きく依存しており、トランプがこの脅威に立ち向かう決意が今後の重要な課題となるだろう」と余茂春氏は『ワシントン・タイムズ』に寄稿した。

余茂春氏は、中共に勝利するための計画の重要な側面の一つは、世界の「中立」認識を終わらせることだと提言する。多くの国がアメリカと中国の間で「中立」を保とうとしているため、自由国家の未来にとって、この「立場」を終わらせることは重要かつ不可欠である。

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