中国製AIディープシーク(DeepSeek)のロゴ(Shutterstock)

中国製AI「ディープシーク」に各国警戒 平デジタル大臣も懸念表明

中国発の生成AI「ディープシーク(DeepSeek)」を巡る国際的な懸念が深刻化している。平将明デジタル大臣は1日、沖縄県名護市での講演でディープシークへの懸念を表明した。同AIを巡ってはEU諸国がGDPR(一般データ保護規則)違反の可能性を指摘し、台湾が政府機関での利用禁止を即時発動するなど、国際社会が連鎖的な規制強化に動いている。

平デジタル大臣は、2025年2月1日、沖縄県名護市が主催するイベント「TSUNAGU CITY(つなぐシティ) 2025 in NAGO」で講演を行った。そのなかで、中国のスタートアップ企業「ディープシーク(DeepSeek)」が開発した生成AIについて、「個人情報の取り扱いに関する懸念が解消されない限り、各省庁での利用を控えるよう注意喚起を行う」との考えを示した。同大臣は「利用者の個人情報が適切に保護されるかが問題だ」と指摘し、必要に応じて個人情報保護委員会が対応すべきだと述べた。

ディープシークの生成AIは、数学的推論やコーディング能力で米OpenAIの最新モデルと同等性能を持つとされる一方、データ収集の透明性を巡り国際的な懸念が拡大している。欧州では「適切な保護措置が取られず個人情報が中国に送られる」として、イタリアが国内利用を規制し、フランスやオランダも調査を開始した。オーストラリアのヒュージック産業・科学相も「プライバシー管理に未解決の問題がある」と警鐘を鳴らしている。

▶ 続きを読む
関連記事
高市早苗首相は8月9日、長崎市で開かれた長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典に参列し、原爆の犠牲者に哀悼の誠をささげ、被爆の後遺症に苦しむ人々へ見舞いの言葉を述べた。
東京大学社会科学研究所が発表した「外国人の受け入れに対する意識はどう変化しているのか?」で、外国人のさらなる受け入れに反対する人の割合が2026年に56.3%となり、過半数に達した
全国20都府県に広がるクビアカツヤカミキリ被害。桜並木を守るため、各地で伐採が進む。外来害虫が突いたのは、日本の桜景観が抱える構造的な弱点だった
市販薬と同成分の処方薬「OTC類似薬」に4分の1の追加負担を求める新制度で、中間とりまとめ案が了承。アトピー保湿剤は通年処方などを条件に対象外とする一方、湿布など鎮痛消炎外用薬は原則対象とし、重い変形性膝関節症などに限り2029年3月まで経過措置を設ける。
「闇バイト」の背後に潜む指示役を追跡。警察庁が、指示役のスマホを遠隔分析して犯罪計画を事前把握する新たな捜査手法の導入検討へ