2025年2月3日、トランプ大統領はホワイトハウスのオーバルオフィスでメディアの記者と対談している。(ジム・ワトソン/AFP)

トランプ氏が世界の政治ルールを変え 習も混乱する

トランプ氏が再び大統領に就任し、米中間の貿易戦争が新たな局面に突入した。世界政治ルールを一変させる中で、習近平は未曾有の混乱に直面しているようだ。この記事では、貿易戦争の再開が世界経済に及ぼす影響と、国際政治における新しい動きを詳細に分析してみよう。

米中貿易戦争2.0は、トランプ氏が再び米国大統領に就任したことで再開した。2月4日、米国税関は香港を含む中国からの輸出品に10%の追加関税を課すと発表した。同日、中国は一部の米国製品に10%から15%の関税を課し、Google社に対する独占禁止法調査を開始すると宣言した。これらの措置は米中貿易戦争2.0の前哨戦と見なされている。

今回の貿易戦争の本質は、経済的利益の争いだけでなく、政治的な理由もあるのだろうか? 米国が中国の台頭を望まないからなのか、中国共産党からの歴史的な脅威によるものなのか? 貿易戦争はどのように展開し、どのような結末を迎えるのだろうか? これらは、トランプ氏と習近平がこの貿易戦争をどのように戦うかにかかっている。

▶ 続きを読む
関連記事
中共当局による突然の公演中止にもかかわらず、浜崎あゆみは無観客の上海会場でフルステージを完遂。毅然とした姿勢が中国内外で称賛を集め、政治的圧力を上回る“完勝”を果たした
三年もの間、民の課役をゆるし倹約を貫いた仁徳帝。民の竈の煙に安らぎを見いだしたその御心は、豊かさの本質を問い直す今の日本にも静かに響いている
浜崎あゆみの上海公演が中共の意向で急遽中止。しかし彼女は観客なしで本番同様のライブを完遂し、世界から称賛を集めた。中共は虚偽説明で一時しのぎのごまかしを図るも、浜崎の冷静な対応が評価を高めた
中国共産党軍は日本を恫喝するも、その実態は装備・組織面で脆弱。日中が衝突すれば、中国側の実力不足が露わとなり、宣伝とは逆に軍の限界が明確にされる状況にある​
中共軍は軍事的示威を強める一方で、実戦能力や装備面での課題が多数露呈。日本の防衛態勢と比較し、その脆弱性が浮き彫りになっている