五行を味わう一皿
春分のすき焼き薬膳 ― 五行のバランスを整え、肝・脾・肺を調える
人の体にある五臓(肝・心・脾・肺・腎)は、それぞれ五行(木・火・土・金・水)に対応しています。五臓をつなぐ経絡の働きは、五行のエネルギーの流れそのものといえます。五行のバランスが取れていれば病気は起こりにくく、反対にバランスが崩れると、臓器の働きにも不調が出てきます。ですから、五行の調和を保つことは、健康を維持する上でとても大切なのです。
今は春分の時期で、気候が穏やかになり、木の気(=陽気)が徐々に強まっていきます。しかし一方で、寒さと湿気が入り混じり、天候は不安定で変化しやすい時期でもあります。そのため、肝に対応する「木の気」が高まりすぎて、五行のバランスが乱れやすく、肝・脾・肺の三つの臓に不調が現れやすくなります。
今回は、中医学の「陰陽五行」の視点から、春分の時期にぴったりの薬膳すき焼きをご紹介します。この時期の体調を整え、五行のバランスを保つための食養生として、日々の食卓に取り入れてみてください。
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