口の渇きは単なる症状ではない 中医学が示す真の原因
診察に訪れる患者さんの中には、開口一番「先生、最近『火』がこもっている感じがします」と訴える方がいます。そこで「どんなふうに『火』を感じますか?」と尋ねると、「口が渇いて喉もカラカラで、ずっと水を飲みたくなるんです」と答えることがよくあります。
口の渇きは単なる主観的な感覚ではなく、中医学において重要な診断要素の一つです。中医学では「辨證論治(体質や症状の特徴を見極めて治療を行う)」を基本としており、そのために「望(視診)・聞(嗅覚や聴覚を用いた診察)・切(脈診)・問(問診)」という四つの診察法(四診)を用います。口の渇きは、この四診の中でも特に重視されるポイントであり、その原因はさまざまに分類されます。
一、体に熱がこもっている場合
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