石破首相 新年度予算成立を「熟議の国会の成果」と評価
石破茂首相は4月1日、2025年度予算の成立を受けて記者会見を行い、「熟議の国会の成果」として予算成立を評価するとともに、今後も丁寧な合意形成に努める考えを示した。また、自身が自民党議員に商品券を配布した問題について改めて謝罪し、信頼回復に全力を尽くす姿勢を強調した。
石破首相は会見の冒頭、自民党議員15人に10万円相当の商品券を配布した件について「長年、人付き合いが悪いとかケチと言われ、それを気にしていた部分があった」と述べ、「自分を見失っていたところがあるのかもしれない」と陳謝した。さらに、「国民の感覚からかけ離れた行動であったことは率直に認めなければならない」とし、深い反省とともに信頼回復への決意を新たにした。
一方で、成立した2025年度予算については、「党派を超えた政策協議や国会審議の成果が反映されたものであり、『熟議の国会』の象徴的な成果だ」と評価。物価高対策や地方活性化施策など、予算を活用した具体的な政策実行への意欲も示した。
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