連邦地裁は、ホワイトハウスがAP通信の大統領執務室などでの取材を制限した措置について、当面は認めない(shutterstock)

米地裁 ホワイトハウスにAP通信の限定取材再開を指示

米連邦地裁のトレバー・マクファデン判事は8日、大統領執務室や大統領専用機での取材からAP通信を締め出した決定について、「編集方針を理由に報道機関を差別することは憲法違反である」とする判断を下した。

この訴訟は、トランプ政権が「メキシコ湾」の呼称を「アメリカ湾」へと改めるよう命じた大統領令に従わなかったことを理由に、AP通信がホワイトハウスでの13人限定の報道プールから外したことを受けて起こしたもの。

マクファデン判事は、AP通信がこの呼称変更に従わなかったために、2月11日の大統領関連行事への参加を拒否したことについて、「政府による第一修正(言論の自由)の侵害にあたる」と認定した。

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