遠征機動基地「ミゲル・キース号」(ESB-5)は、日本横浜の三菱重工で5か月間にわたる定期大修を完了した。これは、米軍艦艇が日本の造船所で大規模な修理を受けるという新たなマイルストーンとなった。(アメリカ海軍)

米軍艦の大規模修理を日本で完了 日米協力の新たな段階

米海軍の遠征機動基地艦「ミゲル・キース号」が横浜の三菱重工において大規模修理を終えた。日韓の造船所は米軍艦艇の保守事業に関与し始めており、日米韓の安全保障協力が新たな段階へと移行した。

今回の修理には1200万ドルを投入し、作業は5か月に及び、三菱重工は約5202平方メートルの防滑甲板を飛行甲板および任務甲板に交換し、厨房、洗い場、洗濯室、居住区など計29か所の内部設備を修理・更新した。加えて、930平方メートル超の前甲板室の上部構造を整備し、船体全体の外部塗装も実施した。

「ミゲル・キース号」は全長239メートル、満載排水量10万トン超を誇り、航続距離は1万7600キロメートルを超え、遠征機動基地艦は、遠隔海域において軍事基地として機能する艦船であり、米軍は、この艦を用いて低強度の軍事衝突下で他部隊の作戦を支援する。弾薬庫、燃料庫、修理室、任務計画室、大量の乗員居住区などを備え、巨大な船体が特徴である。

▶ 続きを読む
関連記事
この請願は、一筆ずつの署名を通じて人権侵害に終止符を打つことを目的としている
羽田空港の待合で台湾人観光客が座席を占有していた中国人観光客一団に声をかけた。 すると、その場は政治的な罵声が響く修羅場に変わった。
12月、IAEAタスクフォースが第5回目となる安全性レビューのため訪日。放出実績の議論や現地調査の結果、安全が改めて確認された。今後も透明性の維持と国際的な理解促進が進められる
昭恵夫人が公判で語った吉田松陰の言葉を軸に、安倍晋三元首相の「志」を読み解く。悲しみを超え、拉致問題解決への意志や「公」の精神を次世代へ繋ぐ。私的な感情から公の再生へと向かう時代のうねりを考察する
日本政府は出国税を2026年度から3千円に引き上げる一方、その増収を活用し旅券手数料を大幅に引き下げる方針だ。10年用は18歳以上に一本化し9千円程度、18歳未満は一律4500円程度とする案が検討されている