パキスタン インド軍の戦闘機5機を撃墜と発表 印パ衝突が激化
5月7日、南アジアのインドとパキスタンの間で軍事的緊張が急激に高まった。発端は、インドがパキスタン領内にあるテロ組織の拠点とされる複数の標的に対してミサイル攻撃を行ったことである。インド国防省は、この軍事作戦の標的がパキスタンに拠点を置くイスラム過激派組織の拠点9か所であったと発表し、4月下旬にカシミール地方のインド実効支配地域で発生した観光客襲撃テロ事件への報復だと説明した。この事件ではインド人ら26人が殺害されており、インド側はパキスタンの関与を主張していた。
インド側は「パキスタンの軍事施設はいずれも攻撃していない」と強調し、標的の選定と実行方法において相当な自制を示したと説明している。また、攻撃は「焦点を絞った慎重でエスカレーションを望まないものだった」とし、戦闘拡大を避ける意向を明確にした。
これに対し、パキスタン側は強く反発。パキスタン外務省は、インドがパキスタン中部パンジャブ州バハワルプルやカシミール地方のうちパキスタンが実効支配するアザド・カシミール特別州の州都ムザファラバードなどを攻撃したと発表し、女性や子供を含む民間人の死傷者が出たことを非難した。パキスタン軍によると、この攻撃で子供を含む26人が死亡、46人が負傷したという。
関連記事
インド南部のシヴァリンガ地区で11月30日、2台のバスが衝突する事故が発生し、少なくとも11人が死亡、60人が負傷した
東南アジア各国が豪雨による深刻な洪水と土砂崩れに見舞われ、死者は600人を超えた。インドネシアやタイなどで被害が拡大しており、各国が救助と復旧に追われている
マレーシア政府は、2026年から16歳未満の未成年によるソーシャルメディアのアカウント登録と使用を禁止する方針を発表した
20日、「中国共産党のスパイ」疑惑が持たれているフィリピン北部バンバン市のアリス・グオ前市長は、人身売買に関与した罪で終身刑を言い渡された
ミャンマー軍は最近、悪名高いKK詐欺園区を「掃討した」と発表し、爆薬を使って園区の建物を爆破したと主張。しかし「大紀元時報」の取材によると、複数の生存者や救助関係者は「それは外部向けの見せかけにすぎない」と証言している。