知日派ジョセフ・ナイ氏死去 「ソフトパワー」提唱の国際政治学者
米ハーバード大学は7日、国際政治学者で同大学特別功労名誉教授のジョセフ・ナイ氏が6日に死去したと発表した。88歳だった。ナイ氏は「ソフトパワー」という外交理論を提唱し、国際政治学の分野で広く知られていた。
ナイ氏は1937年1月19日、アメリカ・ニュージャージー州生まれ。ハーバード大学で長年教鞭を執り、1995年から2004年には同大学ケネディスクールの学長を務めた。また、アメリカ政府の国家情報会議議長や国防次官補(国際安全保障担当)などの要職も歴任した。
ナイ氏が1990年代に提唱した「ソフトパワー」は、軍事力や経済力といった「ハードパワー」だけでなく、文化や価値観、政策などによる他国への影響力の重要性を指摘する概念である。この理論は、アメリカを含む多くの国の外交政策や国際関係の分析に影響を与えてきた。
関連記事
トランプ大統領はマリファナを規制物質法スケジュールIから再分類する大統領令の検討を表明。研究促進が主な理由。バイデン政権下で進められたプロセスを引き継ぐ形で、今後の数週間で決定する見込みだ
764ネットワークは、「ニヒリスティックな暴力的過激派」で構成されており、児童性的虐待素材(CSAM)や極端なゴア(残虐)メディアの作成と共有を支援している。
映画監督ロブ・ライナーとその妻ミシェルが自宅で遺体で発見され、息子のニック・ライナー(32)が殺人容疑で逮捕された
米連邦判事は、司法省に対し、コミー元FBI長官の側近リッチマン氏から押収したデータの返還を命令。ただし、裁判所がコピーを保持し、司法省は新令状で再取得可能とした
トランプ大統領は、ホワイトハウスでの祝賀行事の冒頭、ブラウン大学での銃乱射事件、シドニーのハヌカ祭を狙った反ユダヤ主義的攻撃、シリアでのISIS攻撃の犠牲者とその家族に深い哀悼の意を示した