「政府は今まで中国にどういう要求を」維新議員が質問 相次ぐ邦人拘束受け=参院予算委
日本維新の会の柳ヶ瀬裕文議員が19日の参議院予算委員会で、先日中国の反スパイ法に違反したとして、日本人に対して懲役12年という判決が宣告されたことを受け、「政府は今まで中国に対してどういう要求をしてきたのか? 」と質問した。
また、「森山幹事長率いる超党派議連は『パンダを貸してください』と中国に行って、その直後に尖閣は領空侵犯、不当に拘束されている日本人には懲役12年の判決が下りました。一体何をしているのか」と述べ、中国共産党(中共)当局の恣意的な対応に懸念を示した。
柳ヶ瀬議員は、「中国には罪刑法定主義はない」と指摘。「どういった行為がスパイ行為になるのか、何を見ても明確には書いていない。捜査、取り調べ、公判、一連手続きについても不透明で刑事手続における人権保障はない」と語った。
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