運転免許が必要なモペットを免許不要の電動アシスト自転車と偽って販売したとして、神奈川県警は20日、東京都内の自動車部品販売会社社長を不正競争防止法違反の疑いで逮捕した(shutterstock)

免許不要と偽りモペット販売 社長を逮捕 3億円超売り上げか

5月20日、神奈川県警は、運転免許が必要な「モペット」を、免許不要の電動アシスト自転車と偽って販売したとして、東京都内の自動車部品販売会社「オフィスケイ」の代表取締役を不正競争防止法違反(誤認惹起表示)の疑いで逮捕した。

モペットは電動バイクやフル電動自転車とも呼ばれ、「原動機付自転車(原付)」や「自動二輪」に分類され、使用には免許、ナンバープレート、ヘルメット着用が必要だが、電動アシスト自転車との違いはモーターで時速24km以上自走できるかどうかにあり、外見では電動自転車と見分けがつかないものも少なくない。

捜査関係者によると、同社は2022年3月以降、少なくとも9都道府県で約1千台のモペットを販売し、売上は3億円以上に上るとみられている。

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