FDA 新たなコロナワクチン承認方針 若年層には臨床試験データを義務付け
アメリカ食品医薬品局(FDA)は5月20日、コロナワクチンについて、利益がリスクを上回ることを示す臨床試験データがない限り、アメリカ人向けの承認をしない方針を明らかにした。
FDAのマーティ・マカリ長官と、FDA生物製剤評価研究センターのビナイ・プラサド所長は、新しいコロナワクチンに関する枠組みを2段階で設定すると発表した。
・65歳以上の高齢者、または重症化リスクのある基礎疾患を持つ人については、ワクチンが抗体を誘発できることを証明するデータのみで承認が得られる。
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